天台寺門宗の総本山で、古くから日本四箇大寺のひとつに数えられる滋賀県大津市にある三井寺(園城寺)。
国宝や重要文化財の建造物・彫刻などが数多くあり、観音堂は西国三十三所の第十四番礼所で、三井寺の鐘は近江八景として滋賀県では馴染みのある観光名所です。
ワンちゃんと一緒に参拝できる寺院と知り晩秋の空の下、見どころ満載の園城寺を愛犬と巡ってきました。
こんな人へおすすめの記事
- 天台寺門宗の総本山、三井寺(園城寺)に行ってみたい
- 国宝・重要文化財の多い滋賀の名刹を探している
- 犬同伴可能な観光名所を探している
本記事では犬同伴OKな寺社・仏閣、「三井寺(園城寺)」についてご紹介します。
もくじ
三井寺(園城寺)専用駐車場

三井寺は広大な敷地に国宝や重要文化財のなど貴重な建造物が多く、ゆっくり見て周るには数時間かかります。
四季折々の自然景観を楽しめ、春には参道に咲き乱れる満開の千本桜は滋賀県有数の桜の名所となっているので、境内にある駐車場に駐めて参拝するのがオススメです。
駐車料金は普通車で終日500円です。
三井寺(園城寺)アクセス情報
所在地 | 〒520−0036 滋賀県大津市園城寺町246 (マップを開く) |
アクセス | 公共交通機関 京阪石山坂本線 三井寺駅下車 徒歩10分 マイカー 名神高速道路 大津I.Cより 湖岸道路経由約10分 |
料金 | 入山料(拝観料)大人600円 |
拝観時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |
TEL | 077-522-2238 |
ホームページ | 三井寺(園城寺) |
三井寺の歴史と威厳ある仁王門

三井寺は元は園城寺(おんじょうじ)と呼ばれており、この寺に涌く霊泉が天智・天武・持統の3代の天皇の産湯として使われたことから「御井」(みい)の寺と言われていたものが転じて三井寺となったとのことです。
三井寺は1200年以上の古い歴史があり、再三の兵火による焼失も智証大師への信仰に支えられた人々によって再興され「不死鳥の寺」としても知られています。
国宝の金堂をはじめ重要文化財が多く残されており、入り口にあたる威厳ある仁王門は、宝徳四年(1452年)に建立された重要文化財です。

仁王門の先にある受付で、犬連れの拝観での有無を確認すると「大丈夫ですよぉ」と回答があり、丁寧に境内の説明をしてくれました。

多くの観光客が訪れるので、しっかり準備した上で愛犬との参拝を楽しんでくださいね。
国宝の金堂と御朱印

私たちが三井寺に訪れた時は、国宝金堂で疫病終息祈願「浄土のみほとけ」が特別拝観することができ、普段は観ることができない仏様や特別御朱印など授与することができました。
妻と順番に金堂に入り、薬師如来立像や阿弥陀如来立像などを拝見しました。

三井寺で御朱印を授与される場所は数か所あり、期間限定の御朱印もあるそうです。
私たちは三井寺に初めて訪れたこともあり、ご本尊がある金堂で御朱印を頂きました。
近江八景「三井の晩鐘」と弁慶鐘

寺院の鐘の音を聞くと本当に気が休まりますね。
金堂の南東にある近江八景の「三井の晩鐘」は桃山時代(1602年)の建造物で、日本三銘鐘に数えられ「日本に残したい音風景百選」にも選ばれています。

こちらは奈良時代の梵鐘、弁慶の引き摺り鐘。
映画ロケ地が多い趣きある敷地内

三井寺のホームページ内にある映画ロケ地マップを閲覧すると多くの映画やドラマが三井寺で撮影されていて、私が好きな映画「るろうに剣心」や「大奥」なども撮影されています。

愛犬と一緒に映画ロケした場所を探すのも楽しいですね。


時代劇の一コマに出てくる場所で記念撮影して「てん」もご満悦だね。

唐院「重要文化財」の敷地にある三重塔は室町初期に建築されたそうです。
観音堂(西国十四番札所)を拝観

県指定文化財の観音堂は、西国三十三所観音霊場の第十四番札所で、本尊は如意輪観音です。
三十三の観音霊場をめぐる旅を愛犬と共にしてみたいです。
琵琶湖見渡せる展望台と美味しかった力餅

小腹が空いてきたので観音堂の境内にある土産茶屋でぜんざいを食べました。

観音堂から琵琶湖を見渡すことができる展望台に行くことができ、気持ちの良い風と景色を感じることができます。
三井寺(園城寺)の参拝を終えて
三井寺の境内はとても広大で、重要文化財が多いことから全てをゆっくり観て回ろうとすると5時間くらい時間を要するほど見どころがあるお寺です。
紅葉や桜の時期はライトアップもしているそうで、四季折々の景色を愛犬と一緒に境内を歩かせて散策することができ、春の桜が満開の時期にもう一度訪れたいです。
大津名物の三井寺の力餅も美味しかったので、訪れる機会がある方は食べてみてくださいね。
正式名称は「長等山園城寺(おんじょうじ)」と言うそうです。